ゴリアテの憂鬱

オッペンハイマーのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.1
ノーランの凄いところはたくさんあると思いますが、僕が特に気に入っているのは彼がこんなにSF的な作品をたくさん撮っているにもかかわらずCGを一切使わずアナログ撮影に拘っているところです。

カラーとモノクロを使い分けた構成で、時間軸を巧みに操るノーランマジックは相変わらずお見事でした。
トリニティ実験のシーンは特に素晴らしかったです。


緊張感のある映像と音響。
本作はわざわざIMAXで観る必要はないかなと思いましたが、音響の良い映画館で観ると良いかも知れません。
個人的には、ここ最近のノーラン作品では一番好きでした。

本作は35mmフィルム版もあると聞いたので、もし関西で上映される機会があればぜひ観てみたいと思っています。