鮎川

ニトラム/NITRAMの鮎川のレビュー・感想・評価

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
3.7
「彼はいい子よ」
ビデオを撮るということは、あとで見ようと思っているはず。でも犬と猫をにがしたのは、すべての終わりを感じているからだろう。そういう自分のなかでもつながりの無い感情に本人はもちろん苦しんでいただろうけれど、母親だってこれまでに至るまでいろんな苦労があったんだろうなと思うと、、映画だけ見ると優しいパパと厳しいママ、になるし、マーティン自身もそう感じていたんだろうけれど、でも、そんな簡単な言葉で言えるような関係ではなかったんだろうな。きっと「僕は眠ってた」と答えるマーティンに対して感じていたことも、いろいろあるんだろうな、、、
あとMartin=ニトラムを繰り返して声に出したり山道の空撮でシャイニングを思い出して、なんとなくこう、どんどん深みにはまっていくジャックが頭に浮かんだりもした、、、、
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