どらどら

わたしは最悪。のどらどらのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.6
- 何を待ってるんだ?

何者かになれると信じていたけれど
何者にもなれずに歳ばかりとり
何を待ってるのかと訊かれても
何になりたいのかと訊かれても
どうしてその選択をしたんだと問われても
何も答えられない

永遠の愛も運命の出会いもなくて
どんなに綺麗事で着飾っても人生は最悪で
正しいことはときに暴力で
汚いことはやっぱり汚くて
ただそこには選択があるばかりで
その選択に後悔してばかりだし
そんな選択をした自分は「最悪」だけど
それでもあしたも人生は続いていくし
だから生きていく
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色んな人が絶賛して、とても話題の一作
「わたしは最悪」という主人公の葛藤は性別も違う僕にもまるで自分のことみたいで、まっすぐ生きる主人公にとても勇気をもらったし、どれだけ最悪な時代で、どれだけ最悪の人生でも、この世界は生きるに足るということをまざまざ見せつけられた

正しさの暴力、文化の汚さ、生活の尊さ、文化の尊さ、生活の汚さ、価値観の束縛、年齢という壁

うまく言葉にならないけれども、この物語は救いなんだと思う
どらどら

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