にしくん

わたしは最悪。のにしくんのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.5
人生が定まらない30歳女性の物語。自分の才能が分からず、どんな人生を送りたいのか分からず、自分には無いものをひたすらに求めた彼女は時に男を傷つけながらも、前に進んでいく。
何もしなくてもたくさんの情報が入ってくるがゆえに、選択肢の海に溺れてしまうユリヤは、多くの人にとって共感できるのではないか。自分が何を選んだかで、時に自分は最悪の人間と思うことがあっても、生きていれば答えは見つかる。
ユリヤを演じたレナーテ・レインスベの演技が瑞々しく、生々しくてとても良い。
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