みちゃまる

わたしは最悪。のみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分の気持ちに正直に生きている人は、他人から見れば自分勝手なのかもしれない。ユリヤは“最悪”な選択肢を果たして取っていたのだろうか?きっとその時々で取った選択肢に正解や不正解はなくて、その時はきっと正しかったのだと思う。“If”は考えたらキリがないけど、結局同じような結末になるのだと思う。タイミングが合わず、縁がなければそれだけなのだ。
ラスト、アイヴィン一家を見たユリヤがどう感じたのかは分からないけど、その表情はどこかスッキリしていて、仕事で自分の居場所を見つけたように思えた。そういう意味では、医学や心理学を諦めたのも良いと選択だったということ。
最悪な選択をしたと思っても、人生を重ねていくと最高の選択だったと思える日が来るかもしれない。
時が止まったオスロの街がとても素敵だった。
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