私のAVVENIRE

コンパートメントNo.6の私のAVVENIREのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.2
これも素晴らしかった。寝台列車は個人的に使った記憶がないため、新鮮だったのもあるが、上映時間のほとんどが車内というのが面白い。
フィンランドの訳アリ女性の一人旅。寝台列車での出会いを通じて本当の自分の気持ちに気付いていく描写が見事。時代は90年代らしく、ロシア人も普通に登場する。彼がまた面白い(笑)最悪の印象からあそこまで変わるのかと、ラストはこちらまで思わず笑みをこぼしてしまった。
如何にも寒そうなロシアの吹雪を観ながらも、最後は不思議と温かい気持ちになれる好作品。
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