WonderTabigel

コンパートメントNo.6のWonderTabigelのネタバレレビュー・内容・結末

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

1990年代ソビエト社会主義共和国連邦からロシア連邦になった後。

モスクワに留学しているフィンランド女性(の訳あり旅。)極北のムルマンスクにペトラグリフ(1万年前に岩面に彫られた絵)を見にいく旅。

ウォッカ、手巻きタバコ、列車内の給湯器が当時の様子を偲ばせる。食堂車の場面にはもう少し読み取らなければいけないメッセージがあったのかもしれないな。

リョーハのお酒の飲み方を見て、フィンランド人の友人、ニーロくんを思い出す。いつもつぶれるまで飲んでいたけど、寒い地域ってそうなるものなのかしら。

主人公のラウラは髪ばさばさでむす〜っとしているように見えるけど、大人のイリーナにいいようにあしらわれて途方にくれた女の子。大人ぶってみたけれど、うまくいかないことばかり。

フィンランドの教育でどんな子どもが育っているのかが垣間見えた気がする。オンネリとアンネリの後日譚のような気がしてきた。

Haista vittuな日常と、そこに見出した幸せと暖かな日差し、あの笑顔。
これこそがフィンランド🇫🇮の心

美人とか若見えといったところに尽力しないのも敢えてでしょう。
後からいろいろ考えて納得。

絵面は寒すぎて🥶🥶🥶🥶🥶凍った。