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ベルイマン島にての鹿のレビュー・感想・評価

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)
2.8
自分の中で本作の期待値を上げすぎてしまった。
本作で口にされるベルイマン作品たちは本作の内容とリンクして何か意味を持っているものではなく、ただタイトルを連呼しているだけっぽい。
ミア・ワシコウスカが出てくる劇中劇パートがとくにつまらなかった、、
あそこまで長くしなくていいかなってかんじ。
『鏡の中にある如く』の劇中劇くらいのコンパクトさがいい。

だけど鑑賞前はベルイマンへの100%礼賛映画だというイメージを持ってたのもあってか、主人公の視点から、ベルイマンの家庭人としての在り方の批判・疑問視をしていたところは良かった。

あとは良かった点はめちゃくちゃ綺麗な景色。
モノクロで見ていたのもあって『鏡の中に〜』では荒々しい岩場と冷たそうな海だなと思っていたロケーションも、本作ではまた違ったイメージだった。
観光映画としてはとても良いと思う。

『ある結婚の風景』のベッド、案内されてもカップルで寝泊まりしたくない場所過ぎるだろ。
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