たむまつ

崖上のスパイのたむまつのレビュー・感想・評価

崖上のスパイ(2021年製作の映画)
4.0
チャンイーモウ監督作品ということで。

特務(トップは日本軍)×ソ連で特訓を受けた共産党員スパイの話。

まず冒頭シーンが好き。
終始、白×黒×赤という色遣いが物語をよく表していて良い。さすが色彩の魔術師です。
衣装や装飾品、喫茶店のカップ、薬の箱、様々な字体とか素敵!ハットの被り方やそれぞれ個性のある形もオシャレ。

銃声は寒いほど鋭い音になるという印象。

日本軍が出てくるかと思いきや一度も出なくて安心(日本軍役の片言の日本語を聞きたく無い)。

サンザシとか初恋の〜のようにストーリーを楽しむより、英雄のように映像美を楽しむ作品という感想です。

分かりにくいという声もありますが、スパイものが好きならストーリーもついていけるはず。

パンフレット買っちゃいました。
パンフレットの解説を読んで初めて理解できた背景あり。デザインも可愛くおすすめです。
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