ニャンタ

かもめ食堂のニャンタのレビュー・感想・評価

かもめ食堂(2005年製作の映画)
4.0
フィンランドで日本食堂を営む日本人の元に、アニメおたくの青年•悩みを抱えた人•空港で荷物が無くなって困っている人などが集まって来て、少しずつ賑やかな食堂になるドラマ🇫🇮🕊
 女優3名の配役によって、不思議空間が確定していて、ユニークな登場人物が穏やかで愛しく、自分のペースで暮らす姿に憧れます☕️🥐🍙🤭🎶

 映画「かもめ食堂」は、フィンランドのヘルシンキがロケ地で、近年の北欧ブームの切っ掛けとなった作品です📈🔆

 店外まで香り立つシナモン•ロール、バリっと音して海苔が口に広がるおにぎり、ざくっと切るとんかつの音 など、凝った料理ではないのに、焼く•握る•切るの一つ一つの調理所作が美しく、フィンランド人が和食を食べている様子も本当に美味しそうで、心が満たされました🤲🏻🍚🍙
 「美味しい珈琲の淹れ方のエピソード」を観ると、料理を丁寧に気持ち良くこなしたい、と思えてきます☕️🫖

 会話が途切れて、沈黙して見つめ合う場面にも”品”があり、登場人物間の空間に、湿っぽくない距離感を大切している、と感じれます🥨🕊️

『フィンランド人は、どうしてこんなに、ゆったり•のんびりしているように見えるんでしょうか(?)』🇫🇮🤔
『──森があります』🙋🏼
『え?森ですか…』😳🌲🌲🏞️
 ロケ地に使われたヌークシオ国立公園には、雄大な原生林や湖があり、季節に応じてキノコやベリーが採集できる為、フィンランド人は一年を通じて、ハイキングを楽しんでいるとの事でした🌳🫐🚶🏼🌳
 フィンランド人にとって、森は「心のゆとりを提供してくれる場所」で、日本人にとっての神社のように、訪れると、心を静まらせてくれる魅力があるのだと思います🌿

 ホテルに戻り荷物を開くと、黄金のように光ったキノコが、パンパンに入っているって…あの場面は何!?🧳🍄✨🍄✨🤣

 疲れた時や何も考えずに映画を観たい時、温かい優しさが欲しい時に、この映画を観ると、肩の荷が下りて身体が軽くなる、デトックス映画でした🎬🌬️🪴
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