背景や空飛ぶ鷹、草原を走る馬などがとてもきれいだった。実写版の雰囲気を味わいたくて字幕版を観た。ポスターから白のサルマンが出ることは分かっていたが、その声を実写版と同じクリストファー・リーさんで聴かれて本当に良かった。亡くなって10年近く経つのに。あの深みのある声はサルマンにぴったりだもの。
トールキンの中つ国世界ではローハンもゴンドールもとても大きな存在で、実写版の壮大な世界観がアニメでどうかな、とは思っていた。キャラクターの顔や姿はアニメっぽくてちょっと馴染めなかったけど、動きや表情等は良かった。ウルフって卑怯卑劣な奴だけどなんだか憎み切れない。「指輪物語」や「ホビットの冒険」の他にもトールキンが書いた「シルマリルの物語」や「終わらざりし物語」等に中つ国のいろいろな話が出てくるので、また新しい映画ができるかもしれない。ちょっと楽しみ。