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チネチッタで会いましょうのpapandaのレビュー・感想・評価

チネチッタで会いましょう(2023年製作の映画)
3.6
このジャンニって監督さん、偏屈なじいさんって感じがした。撮影のカメラを回して、途中でカメラを止めて、俳優の演技にいろいろ注文をつけるシーンが何回か出てきたけど、前もってリハーサルしてないんだろうか。これがイタリアの映画の撮り方なんだろうか。たとえば黒澤明監督は黒澤天皇と呼ばれワンマンのイメージが強いけど、実際はスタッフや俳優によく声をかけて自分のイメージを伝え、俳優やスタッフの意見に耳を傾け、よいものはどんどん取り入れていたと聞いたことがある。歳を取ると思考に柔軟さが失われ頑固や偏屈になるそうだが、他人に向けられると老害になるのかな。独りよがりにならないよう僕も気を付けなくちゃ。Netflixの件は思わずにやっとしてしまった。ラストシーンについてみんなが一斉に自分の考えを言い出すところは、それぞれの映画への愛が感じられた。
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