ええ感じの面白さ。適度にまとまり、そして薄っすら恐い。そう、怖さはあまり無い。薄っすら。
いわくつきマンションに取材に来た売れない漫画家が、愛想の無い管理人から、住人にまつわる怖い話を聞く。
出てくる人々全てが、それぞれ怪異に見舞われているのだが、そんなに怖くない。
薬局で働く女性と、最後の漫画家自らが襲われる話が怖かったかな。薬局の女性のは、意味わからん怖さ。ほん怖の「訪ねてまいりました。」て、話を彷彿とさせる意味わからんさと怖さ。原因不明て怖いんよ。
漫画家のは、めっちゃ足速い怪異。猛然と走ってくる人って怖いんよ。
カビのやつは怖いっていうか、キモかった。
あんなにカビ生えてたら、入った瞬間臭いやろ。主役の男性、よう、数日泊まったなと思う。ひたすらキモイ。
ラスト、ちょっと弱いのが惜しい。
怖すぎるの無理って人には丁度ええ。
