このレビューはネタバレを含みます
Filmarks試写会にて
MAPPAのさすがという映像美でした。
中学生というティーンネイジャーへの
こだわりの画も度々あるように見受けられた。
題材の『アリスとテレスのまぼろし工場』という内容から主人公が2人いるのかなと思いきや
特にそのようなことも無く、
単純にアリストテレスの
『希望は、目覚めている者が見る夢であり、絶望は、眠れる政治家を持つ現実なり』という
言葉と不思議の国のアリスをもじったものなのかなーという感覚で見ていた。
繰り返す14歳、繰り返す時、
その中で過ごしていく少年少女の
長い時間をかけて大人になっていく
さまを見せられた映画でした。
繰り返す時の中でしか権力を得られない者
繰り返す時を悔やむ者
そんな対比的な面白さがあった。
しかし、最後の45分間程でやっと世界の
意味がわかるところに関しては序盤は
くどさも感じた。