みや

モガディシュ 脱出までの14日間のみやのレビュー・感想・評価

4.3
久々に手に汗握る緊迫感。

ソマリアの首都モガディシュで政府軍と反乱軍の内戦が勃発。大混乱の中、韓国と北朝鮮の大使館員が脱出した実話。

無秩序な殺し合い。子供兵士の残酷さ。廃墟と化す街。本国からの助けが絶たれた時、優先するのは国の面子か人の命か。
長い間、真実が語られなかったのも納得。
銃撃戦の中のカーアクションが凄かった。
そして、相手の面子を保つ優しさに涙が出た。
食事シーンは、お互いの関係性が如実に現れてて感心。

韓国大使キムユンソクの牽引力、北朝鮮大使ホジュノの重厚感、どちらも流石でした。
チョインソンは霜花店のエロエロのイメージばっかだったけど、機転を効かせる参事官が格好良かった。北の参事官クギョファンも美味しいとこ持ってったな。
これだけシリアスな内容なのに、上手く笑いを入れてくる韓国クオリティ。チョンマンシクぐっじょぶ。

1990年の勃発から、未だ渡航禁止のソマリア。映画で描かれた街並みみたいなんだろうか。
みや

みや