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モガディシュ 脱出までの14日間のIPPOのレビュー・感想・評価

4.4
名作なんですけど!さすがリュ・スンワン監督!

暴徒 について考えさせられた。

もしも日本で内紛が起きたら。◯◯狩りのようなことが起きたら。
◯◯人を見つけたら即射殺、◯◯出身者を見つけたら即射殺…現在のロシアの軍事侵攻とも相まって、考えることや感じることに無駄はないはず。

…って感想が堅くなってしまった。
朝鮮半島の現代史をソマリア紛争という出来事からエンタメ的に楽しむかつてない力作です。こりゃあすごい。

ラストは胸がアツい。多層構造の満足感。見応えとお勉強、ヒューマンドラマ、感動がとにかくきちんと収まってる。北朝鮮と韓国の許されぬ絆…このジャンルに弱いのよ自分。

やっぱりリュ・スンワン監督、すごいっす!最初から最後までアフリカンなサントラもカッコいい。
引き合いに出すのもアレだけど公開中の『ベイビー・ブローカー』より本作の方が何倍も面白かったわ。
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