Kaz66

モガディシュ 脱出までの14日間のKaz66のレビュー・感想・評価

3.8
韓国vs北朝鮮×内戦からの脱出…
という事で、勝手にド派手スパイ・アクション映画を想像してたのですが…、これはかなりの政治ドラマでしたねー。
そう思って監督を見ると、先日観た「ベルリンファイル」が近い雰囲気だったリュ・スンワン監督じゃないですか。でも、この監督は幅広くて、ちょいコメディなのも撮ってるし、バイオレンスものもやってて“韓国のタランティーノ”などとも言われています。
まぁ、そんなバラエティの中で、今作は歴史的な実話に基づく脱出劇という事で、政治的/ヒューマンドラマ的な要素が強くなったのでしょう。
予想/期待してた内容とは違いましたが、これはこれで面白かったですし、キム・ユンソク(チェイサー、1987、ある闘いの真実)とホ・ジュノ(名もなき野良犬の輪舞)という南北双方のリーダー役の演技が重厚な人間ドラマにしていました。
2021年度韓国映画No.1ヒット、アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品にも選ばれているので、政治ドラマが好きな方はぜひ!
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