KeiRalph

モガディシュ 脱出までの14日間のKeiRalphのレビュー・感想・評価

4.3
約1ヶ月の映画館断ちから戻ってまいりました!身体的問題ではなく、金銭的問題という、誠に哀しい事情ですが…

この間、観たかった映画がどんどん終映してしまいましたが、これだけは観ないかん!と心に秘めてみたのがこれ!

そして結論。中々に、否、かなり面白かったです!ソマリアの反政府クーデターは朧げながら記憶としてもあり、戦禍を逃れるために南北朝鮮大使館が供託。それだけ聞いたら、なんか背広組の人々の表と裏の取引が繰り広げられるだけ…かと思いきや、まさかの格闘アクションあり、カーアクションあり、ガンアクションありの超絶エンターテインメント!これぞ韓国映画の底力!

いつもの「真実に基づく物語」という冒頭の枕詞が無かったので、恐らく話盛ってる率が高いんだと思います。南北大使館の一時的な結託が主題ですが、韓国側に花を持たせる様な展開が多いのも、事実と反する点なんでしょう。

とはいえ、北朝鮮側外交官の一団を迎え入れ、ロウソクだけが灯されたテーブルを囲んで食事をするシーン、お互いののっぴきならぬ緊張感漂う中、高官の盛り付けた皿を互いに交換して、怪しいものは入ってない事を証明する事で、ようやく北朝鮮の外交官家族が食事を始めるなど、目に見えぬ乗りこられない壁は、食事で超えることが出来る、といういいシーンでした。

また、終盤の車4台を連ねての脱出シーン、ソマリア政府軍、反乱軍の銃撃を避けるために取った策については、この場では伏せます!是非その目で見て欲しい!

「タクシー運転手」の普通の車カーチェイス同様、ここにもマッドマックス フューリーロードが爆誕しております!
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