KingKazukiManji

モガディシュ 脱出までの14日間のKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

3.0
クオリティが高いことは理解できたが、個人的にはなんでこんなに評価されているのか理解できない。韓国がクオリティの高い作品を量産できることは理解できたが、必ずしもクオリティの高さと面白さはイコールで結ばれないと感じさせられた。

そもそも監督が誇張表現を史実だと言い張るペテン師のリュ・スンワンだから、本作もどこまでがほんとうなのかが曖昧だった。

脱出もののエンタメとしては、展開やアクションが少なく、やや薄味な印象であった。それをリアリティと言い張るには監督の信ぴょう性がないのがイマイチ微妙なところである。そしてヒューマンドラマにしても、キャラクターをもう少し深堀して欲しかったし、1番大事な北と対立構造から協力するまでが雑だった気がする。ほんとにエンタメとして中途半端だった印象である。

最後の2人の、お互い振り向かないけど友情がそこには存在する。みたいな演出はよかった。北と南がお互い信じ会えてないので、内戦以外の緊張感もあって、そこもよかった。
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