トム

モガディシュ 脱出までの14日間のトムのレビュー・感想・評価

4.2
◯あらすじ
実話。1990年、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の外交官の話。

◯感想
昨日の敵は今日の友

ソマリア政府軍と反乱軍の内紛に、
各大使館が巻き込まれる。

大使館は政府よりなので、反乱軍からすると敵なわけで、狙われたりするのよね...。

「内紛後起こったら、帰国すれば良いじゃないか」そう思う人は多いと思う。

でも実際は、各機関が停止しているため、母国への帰還、連絡さえもできない。自力で脱出するしかない状況、、、

日中、映画「パージ」を彷彿させるような虐殺が起きている。

貧困と混沌から生まれたソマリアの少年たちは笑いながら、殺傷能力の高いAK-47を持っている。(今でもソマリア海賊など有名なので残念なこと...。
ソマリアのことはどうかできるわけではないけど、子供たちが少年兵として生活しなくて良いようになることを願う...。

ラストのカーチェイスは流石。
引き込まれた。特にカメラワークが素晴らしかった。

日本もこのぐらいのアクション映画が増えて欲しいなぁ。

生まれが違うだけで人は人、世界中が手を取り合えばいいなと改めて思わせられる作品でした。
トム

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