面白かったです!
面白かったという言葉が適当なのかわからないけど、とにかくすさまじい迫力と緊迫感に圧倒されっぱなし。色んな意味で心揺さぶられる映画でした🥹
ざっくりあらすじ
1990年、国連への加盟をめざし、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた南北それぞれの外交官。両国間で妨害工作や情報操作がエスカレートするなか、突然ソマリアの内戦が激化。
無法地帯となった首都モガディシュで、暴徒に大使館を占領された北朝鮮大使やその家族たちは、やむにやまれず韓国大使館に助けを求める決意をする。果たして生きて全員で脱出することができるのかーー
監督がインタビューで語っていた「この地球上で最も敵対している2つのグループが、生存をかけて協力せざるを得ないというアイロニーに惹かれた」という言葉が、まさにこの映画をピタリ言い当ていると思います。
韓国側のチョ・インソンと北側のク・ギョファンが敵対するピリピリとした空気のなか、共に食卓を囲むことになった南北の家族たち。
南の奥さまがエゴマの葉の醤油漬けを箸で剥がすとき、それを北の奥さまがそっと🥢で手伝ってあげる......南北に分かれてもやっぱり同じ民族なんだ〜と複雑な思いになるシーン。
実話ベースとはいえ、随所にそういったエンタメ性を強く取り入れた脚本や演出は、やっぱり韓国映画やるなぁ〜と思わされます。
そして、とにかくモガデシュの紛争の修羅場が怖すぎます🥵
ふつうの市民が当たり前に散弾銃をかまえている。子供までうれしそうに銃をぶっ放すって、現実に起きてたことだとしたらあまりに悲惨。
ソマリアという国に関して、名前ぐらいしか知らず、同じ地球上に今もまだ無政府状態のこんな国があることに驚きと恐怖を禁じ得ません。
撮影は全編モロッコで行なわれたそうで、制作費240億ウォンのスケール。エキストラの数も半端なかったし、黒人の俳優さんたちも本物(?)と思うぐらい、すごいリアルだった〜
一つツッコミ入れるなら、本や砂袋で防御した車はちょっと笑えたかな🚗(どうやら実話じゃないらしいし笑)銃撃されながらのカーチェイスは凄まじかったけど、あんなに銃弾ぶち込まれて全然当たらないっていうのはご愛嬌😅😅
でも映画館で観たら、さぞやド迫力だったと思います〜。こんなすごい映画を簡単に家で観れてしまうって、ネトフリに感謝❗️
最後に、チンピラ感漂う参事官役のチョ・インソンも素敵でした💓