たけ

モガディシュ 脱出までの14日間のたけのレビュー・感想・評価

3.5
脱出劇の脚色強いのかと思ったら事実が映画より凄かった…

(ソマリアの歴史引用)
ソマリア内戦は、かつてのアフリカにおける民族対立が部族対立であったのに対して氏族対立であると言われる。1969年のクーデター後成立したシアド・バレ政権は大々的に氏族禁止主義を打出し、ソマリア内戦を激化させた。

氏族主義禁止政策や80年以降の西欧諸国による援助が富や権力を首都のモガデシュに集中させる結果となり、都市と地方の経済格差をより顕著なものにした。それが安定していた氏族制を不均衡なものにし、地方の貧困化と都市への人口流入により北部で始めに内戦が起きた。これは中央への反抗という構図になり、内戦をより複雑化させていたのである。
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