4869

戦場のピアニストの4869のネタバレレビュー・内容・結末

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

戦場のピアニスト/原題:The Pianist (2002)
フランス、ドイツ、ポーランド、イギリス合作
監督: Roman Polanski(ロマン・ポランスキー)
主演: Adrien Brody(エイドリアン・ブロディ)

カンヌ映画祭では最高賞であるパルムドールを受賞。米アカデミー賞では7部門にノミネート、うち監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞した。主演のエイドリアン・ブロディはこの作品でアカデミー主演男優賞を史上最年少(29歳)で受賞した。

ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記『ある都市の死』(Śmierć miasta)を脚色して映像化

1939年9月 第二次世界大戦 勃発
その戦争を生き抜いた1人のピアニスト
ユダヤ人として迫害を受け家族と離れ離れになりながらも、もう一度ピアノを弾くことへの情熱を忘れず生きた彼の人生の記録

(感想)
目を疑いたくなるような悲痛なシーン、これが過去の事実であるということを信じられない自分がいます。ですがもっと信じられないのは今現在同じことが再び繰り返されているということ。まだ100年も経っていないこの間に、何故同じ過ちを犯しているのか。とても苦しくなりました。

ユダヤ人というだけで差別され無差別に殺され迫害され生きる自由を奪われる。身元を特定できる印として腕章(ダビデの星の腕章)をつけることを強いられる。ゲットーと呼ばれる壁の中へ強制的に収容され労働を強いられる。ホロコーストと呼ばれるこの大量虐殺の恐ろしさを改めて知らされます。
4869

4869