ワルシャワでピアノを弾いていたユダヤ人のシュピルマンは、ドイツ軍のポーランド侵攻により身を潜めながら転々と逃げていた。廃墟でドイツ軍将校に見つかってしまう。
ゲットーに押し込められたユダヤ人たちの苦しみって慮ることさえできないけど、見つかったら殺されるという状況での逃亡生活の精神状態はもっと想像が難しい。
観ていて本当に息苦しかった。
見どころはなんといってもドイツ軍将校に命令されて弾いたシーン。ポーランド出身のショパンのバラード。ポーランドの精神が浸み込んだ家庭で育ったショパンの曲、シュピルマンはきっとショパンの曲を通じて母国ポーランドを思い浮かべながら弾いたに違いないと勝手に想像。悲しくて胸が熱くなった。
ユダヤ人であるシュピルマンの命を助けたドイツ軍将校ボーゼンフェルトは、wikiによると多くのポーランド人をナチスの迫害から救っているそう。この人をググったらちょっと感動した。この人を映画にしてもいいくらいだと思う。