戦場のピアニストのCookieのネタバレレビュー・内容・結末

前々から気になっていた映画でした！
ピアノの演奏が大半を占めると想定してましたが、後半はほぼ空想上の音楽で実際には弾けなかったというのが切ないですね、、、

残虐なシーンは何度見ても心が痛く、ランダムで殺されるのはなおさら、、、

戦争に加担した捕虜ではなく、一般人を対象とした大量殺戮。明日生きれるのかというより、いつ殺されるのか病死するのかの2択でしかない恐怖で生きていく主人公のメンタル計り知れないです。また周りの友人、家族と最期のお別れも言えずに、主人公は必死に逃げて孤独の中亡くなった情報などを聞いたり考えたりすると思うと生きる活力なんてなくなってしまうと思った。人々の感情がどんどんなくなり、序盤の暖色で包まれた映像しだいに寒色になり、最終的には至る所で死体が転がっている。

この映画は、戦争を体験したことない人は絶対に一度は観るべきである作品だと感じました。戦争がいかに冷酷で残虐なのか知らないといけないと思いました。そして、現在もなお戦争はおきており、一般人も対象として殺害している情報が流れている。なぜ人はこんなにも残酷な生き物なのかと改めて思わされた映画でした。