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007/サンダーボール作戦のShinMakitaのレビュー・感想・評価

007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)
2.4
フランス…
同僚2名を殺害した「スペクター」No.6ブヴァール大佐を葬ったジェームズ・ボンドは、NATO基地近くの療養所で身体を休めていた。そこで知り合ったリッペ伯爵に不審を抱き、彼の部屋を探ることに。その続き部屋には、アンジェロと名乗り包帯で顔を隠した患者がいた。翌日、アンジェロは謎の死を遂げ、ボンドはリッペに命を狙われるが、謎のバイカーがリッペを抹殺してしまった。

ロンドンに戻ったボンドを待っていたのは、「スペクター」による米英両国に対する脅迫事件だった。「スペクター」はNATO基地を飛び立った爆撃機から原爆2個を強奪、都市爆破を阻止したければ1億ポンドを支払えと要求してきたのだ。その爆撃機の搭乗員ダヴァルは、療養所で死んだアンジェロと同一人物だった。ダヴァルに整形した「スペクター」の一員アンジェロが機に乗り込み、ダヴァルの死体を療養所に移したのだ。ボンドはダヴァルの妹ドミノに接近し情報を得るべく、バハマ・ナッソーへ飛ぶ。

美貌の女ドミノには、富豪エミリオ・ラーゴが後見人として付き添っていた。ラーゴの所有する高速船「ディスコ・ボランテ」を怪しいと睨んだボンドは船底に収納ハッチを発見。ラーゴが原爆強奪事件の主犯だと確信する。しかしボンドの正体を見破ったラーゴは女殺し屋フィオナをボンドに近づけ、命を狙うのだった・・・

タイムリミットまであとわずか。果たしてボンドは原爆を発見し、爆破を阻止できるのか?



『サンダーボール作戦』



複雑なプロットと水中アクションが見所の大作です。水中戦闘のテンポがいま観ると若干のろく感じてしまうのがタマにキズ、でしょうか。

ヒロイン/ドミノを演じるクロディーヌ・オージェは小顔の、大地真央似の美女。顎のホクロがセクシーでしたね。
秘密兵器は、冒頭のジェットパックとおなじみアストン・マーチン、そして馬鹿でかい酸素ボンベ(笑)。Qの説明をよく聞かず、スイッチガチャガチャやってふざけるボンド。見てるこっちもちょっとイラっときます。



個人的な面白ポイントは、クレイグ・ボンドの「007スペクター」にも出てくるスペクター本部での財務報告シーン。各セクションが様々な悪事を披露し、そこからの収益を報告するんですが、これが何気にセコい。産業スパイ絡みや中国産麻薬の売買とかなんです。で、上がりをちょろまかした幹部は電気ショックの刑(笑)。
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