れいん

JOLT ジョルトのれいんのレビュー・感想・評価

JOLT ジョルト(2021年製作の映画)
3.0
ケイトベッキンセール、大好きでアンダーワールドのイメージが強くてそれ以外の映画を観たくなった。
Amazonオリジナルなのが不安だったけどほぼ的中。なるほど。B級上中下のランクでB級中だった。画像の色づかいはvividで良いし、主人公のファッション、メイク、キャラクターは最高だった。その他は安っぽくて低予算ドラマか??って感じでした。お気持ち程度のアクションと高級車で我々が納得すると思ってるかのような添え物を、どうもありがとうの気持ち。よくケイトベッキンセールがこれに出演をOKしてくれたなって感じ、どうもありがとう!ケイトベッキンセールといったら私的にはアクションなので彼女のアクションが見たかったのにこれまたお気持ち程度で、しかもほぼ画面が暗くて確認しづらくて残念。そういや彼女、何歳になったんだろう?って年齢調べて驚いた。49歳!?この映画のときに48歳だとしてもこのスタイルにこのメイク!30半ば~後半といわれてもおかしくない。素敵!最高!夢持てた!ジェニファー・ロペスと同じで私の中の殿堂入りだ!可愛いのにセクシーで健康的、物語中に良い女だな!って男に声かけられるシーンが数回あるし、男性陣の視線を釘付けにしている箇所があるんだけど説得力がある。彼女に声かけないで誰に声かけるの?って思うくらい。すごく背中がキレイ!
ジャスティンとどういう経緯でそういう感じになったのか最後までよく分からなかったけど、「ブラインドデート」という台詞があったのでそこからかぁってのと、いちいちそこまで復讐するにはどういう関係だったんだ?って聞かれるのに、はっきりと明確に答えられないのが面白かった。
真犯人は意外だった。なーーんだ!って思ったのに、他の方のレビューには読めてたってあったので私はまだまだだなぁ。ストーリーを読みきるにはまだまだこれから!
警察の二人は最初、ナンパ野郎と堅物女かと思ってすっごく下に見ていたのに逆転してしまって不思議な脚本だった。まさかナンパ野郎が一番主人公のことを分かって思いやってくれていて、良い感じになるなんて。堅物女もなかなか良い人だった。新生児室では女刑事に肩入れしますね。あそこでもし主人公が新生児に何かしてたら映画見るのやめようと思った。かなりギリギリだったけど「信じてる!」の台詞でちょっとだけ自分を納得させた。
私も短気な方なので、主人公の衝動は分かるし、その設定も面白い。主人公は破壊衝動を抑えて、普通に暮らしたいと思っているし
誰かを傷つけたくないと思っているのが映画らしくないのがこれまた面白い。人間らしい。大体、逆を描くのが映画のセオリーと思ったので。何度も何度も自分を傷つけているっていうナンパ刑事の言葉が切なかったな。暴力的に生まれてしまったのに、誰かを傷つけたくなくて自分を傷つけているなんて、なんて優しいんだろうとか思ってしまった。
あり得ないシーン幾つかあったので紹介します。
①そのヒールじゃバトルも走って逃げるのも無理でしょ
②ビルとビルの隙間を登ってるのは笑った、むしろ好き
③用心棒の仕事?今無職なら何で収入を?
④刑務所行くのでは?普通に歩いてる!!
⑤最後、急に女の人(施設の職員?)が来て……続くのぉ?!この映画……

私的好きなところは海外でも日本でも映画でもドラマでも、目の回りの黒いメイクが泣くと黒い涙になる泣きのシーンです。強さの象徴が崩れるからですかね。
街をかっこいい服で颯爽と歩くところも声かけてきた男に殴ったりかますところ最高に良かったです!
れいん

れいん