記録

フィルムで。『モンスター・メイカー』、『ナボンガ』とアマプラで観てきたが、まさかサム・ニューフィールドをスクリーンで観られるとは。これぞB-Movieな一作。

ライティング、影の使い方

冒頭の炎からラストのイメージ

しっかりサスペンスが成立してる

逃走劇

ディゾルブの多用と、主題との合致

2024,216本目（92本目）8/17 プラネットプラスワン

• #すえ@2024
• #すえ_劇場@2024

Dead manじゃなくDead menな理由。
WWⅡ戦時下と思えない吸血鬼スリラーなんだが、信仰に厚い側から見ると仏陀の教えもスピリチュアル的な思考も全て悪魔の仕業と見られてしまうのね…。（当時のアメリカ的価値観）

ジョージ・ザッコが双子の兄弟を一人二役で演じるPRC製作の低予算吸血鬼映画。兄は理性と正義の医者、弟はインドでオカルトと悪魔学にハマって犯罪に走り、兄弟対決で崖から落ちて死ぬ。台詞の説明だけなのでその過去は曖昧模糊としているが、突き落としたのでなくても、弟の死に兄は関わっている。で、そんな弟が吸血鬼となって兄貴の前に戻って来る。生前は少女殺しもやっていたらしいこの弟、吸血鬼になったらなったで姪っ子の寝室に忍び込んで血をすすり、身内を花嫁にしようとするのだから、そうとうタチが悪い。

最後は弟のオカルト蔵書が燃えさかる中で兄弟最終決着。ここで最初の死の責任をちゃんと兄貴に取らせたのはよい。吸血鬼のよく働く下僕はまたしてもドワイト・フライだ(キャリア最後の年に出た映画の一つ)。全体の出来は、可もなく不可もなくといったところか。

• #吸血鬼