Reiren

くじらびとのReirenのネタバレレビュー・内容・結末

くじらびと(2021年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

主に日本人スタッフが関わった、
インドネシアが舞台のドキュメンタリー映画

冒頭の、日本人親子の場面は不要だと思った

本編は、くじら漁で(も)暮らす、
小さな村が舞台で、淡々と話が進む
余計なナレーションが無かったのは良かった

現実は、撮影中(映画製作側にとって)都合よく
アクシデントなど起きないと思うし、
漁でくじらが捕れないと村人が
飢えて死ぬほど暮らしぶりが貧しいとも思えず
(皆小奇麗な恰好していて貧しそうに見えない。
スマホ使ってたり、豚や犬飼ってるし。
豚はともかく犬はペットでしょ
特に貧しい人々がお菓子作ってくじら肉のお礼に
配るというのも変)
ドキュメンタリーとは言っても話を作って
きれいにまとめた感があったが
それなりに興味深く観ることが出来た

漁師は皆、漁師のような顔立ちや体形している
ものなんだな・・・と、しみじみ

御馳走?の、くじらをどうやって食べるのか
興味津々で観ていたが・・・
泥のような得体のしれない何かだった
(え・・・貴重な御馳走じゃないの?と思った)

終盤のくじら漁は迫力あったが
血まみれのくじらを皆で囲い込み、狩るのを
執拗に、空撮して高みから見下ろすのは
なんだか残酷と思ってしまった
くじらって哺乳類だし。
一撃で綺麗に仕留めるのは難しいのだろうけど
(狩る方も命懸け)

事と場合によるが
皆で力を合わせるのは大切、
伝統を守ろうとするのは良い事だと思うが
こういう閉鎖的な空間(村)で宗教に浸って

皆で同じことを考え
皆で同じ行動をとらないと罰が当たる

的な世界では、考え方が同じでない人は
暮らしにくそうだと思った
Reiren

Reiren