このレビューはネタバレを含みます
ヘレンとエイナルが、お互いのどこに惹かれたのか・・・
ヘレンはエイナルの若さと見た目に惹かれ、
エイナルは画家としてのヘレンに惹かれていたように
思えるので
エイナルに恋愛対象として見られていなかったと
わかって失望するヘレンの深い悲しみにいまいち
同調できなかったのですが
ラストでは「愛に近い友情」を得ることが出来て
めでたしめでたし(1100通の手紙ってすごい)
ヘレンが最初からエイナルの人物としての魅力に
思い入れしていたなら良かったなぁ・・・・と。
まるで修道女のような禁欲的な外面と裏腹に、
激しい嵐のような情熱
画家ってこんな情熱に突き動かされて
「描かずにいられない」ある意味
そんな悲しい宿命を持った生き物だと思う
ヘレンの絵の良さは、わかるような微妙なような。
全編を通して、時に絵画のような、
映像美や風景が素敵な作品でした。