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流浪の月のfilm1010のネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作は大分前に既読。

何もなかったことは2人しかわからない。

周りは2人を異常な関係、洗脳されている、と言う。そんなことないのにと言うけれど、誰も聞いていない。
もう2人は他人に説明することを諦めている。
周りも知りたいとも思っていない。

理解されない、頼る家族もいない、相手に申し訳なく思っても本当の自分を知っている人は相手しかいないことを思い知っていく。
穏やかで安全な時間を共有した2人であり
お互いにお互いしかないのだな、と
観ている者だってわかるのに、世間は許さない。
世間は心の平安はくれないのに。

文は大人の女性を愛せるようになったんだ、よかった、と
恩人の、人生を壊してしまったと苦しんでいた更紗

彼女を大切にしたい、と思ってる、と仕事もし、少しずつ進んでいる文

周りがほっといてくれれば、2人なりの人生をつかんでいくかもしれないと思うのに。。

DV亮ちゃんは心配してもらって
最後自分の腕を切って、また心配してもらって...こんなんじゃだめなんだな、と気が済んだのかな。

松坂桃李くんは上手だなあ。
広瀬すずちゃんは、あまり得意ではないけれど、言いたいことを言えない状況になってる役は、合うのかなぁ。瞳がそうなのかな。
横浜流星くんに、叩かれたら死んじゃうよ!と怖くなる。
内田也哉子さんのあの表情だと、桃李くんは、何も言えなくなるよなあ、と。。生きているんだし、お母さんも辛いけど、息子だってつらいんだから、聞いてあげてほしかったな。。
也哉子さん、宇多田ヒカルに似てる?
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