流浪の月の桜子のネタバレレビュー・内容・結末

幼少時、ロリコン男に危うく連れ去られそうになった過去を持つ自分としては、余り共感できない映画だった。
ロリコンを美化しただけにしか思えなくて、終盤のケチャップのシーンには嫌悪感。

ただ松坂桃李演じる文は少女に卑劣なまねはしなかった。
ただそばに居るだけ。
孤独な魂同士が出会ってしまってただただ一緒にいただけ。
なのに極悪なロリコン野郎共と同じ扱いを受けてしまうのは気の毒だった。

横浜流星演じる亮は顔がいいだけの最低男で、更紗のことも自分の「モノ」のように思っている。
意見を言うと口答えするようになったと言うし、たかがアルバイトと言ったり、更紗を下に観ている感じが序盤から嫌な奴で、どう変化していくかが予測できそうな気配を醸し出している。
人気俳優がこんな役を演じるなんて意外だった。