Tilda

流浪の月のTildaのネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

《流浪の月》

俳優陣の演技の素晴らしさに拍手を送りたい……(号泣)

誰かに明かしたり、共有することが出来ない秘密。複雑で生きづらい世の中に行き場をなくした2人が出逢い、共に生きていくお話。

"更紗は更紗だけのものだ。
誰にも好きにさせちゃいけない。"

この松坂桃李さんの台詞にとてつもなく感動しました。
その後にまだ病気のことを知らない広瀬すずちゃんが言う
"わたしのを好きにして良いのは文だけだから"
という台詞にも2人の心の傷と綺麗に重なり合っていて心に響きました…。

更紗の言う本音や気持ちに共感を持つところが個人的に凄く多くて、自由に生きることの難しさを感じました。

亮にも心の傷があり、そこの部分に刺さる存在が更紗だったのだなと最後に気付きました。弱みを見せることを嫌がる亮でしたが、最後には本当に幸せになってほしい、と思ったのか自分が限界であることを更紗に行動で示し、別れを伝えるところは泣きました。

原作を読んでいないので、
また今度読みたいなと思います。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました。大好きです。また観ます。
Tilda

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