パン

ARGYLLE/アーガイルのパンのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.2
ちょっと待てこれ普通に面白いな…
この映画舐めてたわ。

キングスマンシリーズのマシュー・ボーン監督作。
正直キングスマンより全然好きかもしれん。
タランティーノ映画みたいなやや軽いノリの映画をイメージしてたが実際には全然違った。
コメディ寄りかつスタイリッシュアクションで完成度すっごい高い。 

怒涛の伏線回収に次々と解明されていく謎…
気がついたら画面食い入るように見入ってしまった。
映像が合成感丸出しで他の良質なアクション映画と比べるとやや物足りないシーンもあったが。
ただ格闘シーンや銃撃シーンは良い感じ。

小説家視点とかも斬新だなあ。
ストーリーや展開面白くて段々と何が本当で何が嘘なのか全然わからなくなった。
そもそも映画自体がフィクションであり虚構だからまるで思考の迷路に入ってしまい出られなくなるような映画体験だ。

ハイテクすぎる未来な道具の数々。
所々アホっぽい絵になるのも愛おしかった。
踊りながら人殺しまくったりとか。
猫のアルフィーがかわよい。
何気にキングスマンファン向けに粋な演出用意されてるからエンドロール最後まで観よう。

これ2024年の作品よね?
最近のハリウッドはポリコレ控え目になってきたけど流石に下火になってきたか…
どんな映画のムーブメントも大体10年ちょっとで衰退していくからなあ。

あとこれトム・クルーズ出てるナイト&デイに少しだけ似てる。
でもあっちよりこの映画のが全然面白い。
パン

パン