このレビューはネタバレを含みます
持つもの、持たないもの、そしておばあちゃんの物語
まずとにかく曲とアニメーションのシンクロがめちゃくちゃ気持ちいい!
ルイーサの曲が特に好き。アニメとの気持ちよさ的にはイサベラの婚約の食卓を用意する時が最高。
作品の作り的には大きく山と谷があるのではなく、1曲の中に谷と山があったりという形で進行していく群像劇で、それぞれの曲の中に面白さや華やかさ、気持ち良さがあった。
ミラベルのギフトがないことによる疎外感の描く方がものすごく上手な分、物語中では致命的な谷のパートでない部分も辛かった。
その分、ギフトがあるから悩みはないなんてことはないという描写との比例が効いててとても良かった。
そして始まりのアルマの物語。
行っても戻って来ればいいはずだったのに、戻る道が塞がれたら帰って来れない。
ミラベルとアルマの物語が繋がるところが気持ち良かった。
Let it goはどこに使われてたんだろう…イサベラの曲かな…?