Falcon

ミラベルと魔法だらけの家のFalconのレビュー・感想・評価

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.5
WDAS作品記念すべき60作目

安定で近所で字幕上映はなく吹替のみ鑑賞

原題"Encanto"
意味は『魅力』という意味のスペイン語。
作中では地名として扱われる。

あらすじ
南米コロンビアの奥地に、
エンカントと呼ばれる場所がありました。
そこにはカシータと呼ばれる家が建っています。
カシータは魔法の力を備えた家で、
家そのものが不思議な魔法を使っています。
家の住人も魔法使いの一族でした。
マドリガル家の者がそれぞれ個室を持って暮らしています。
5歳の誕生日に子供たちはギフト(能力)を授かり、魔法と共に暮らす。
主人公ミラベルだけはギフトを得られず、家族のためにできることがなく苦悩する日々。
そんなギフトを持たないミラベルの起こす"奇跡"とは?


WDASの新作ミュージカル映画ということで、
音楽に重きをおいて楽しみに観てきました。

ディズニーヒロインには珍しく最初からずっと平凡な女の子でい続けること。兄弟姉妹への劣等感という観点では感情移入もできるキャラクターでした。
『家族』がテーマに見えるこの映画、コミュニティに属する者ならば感じたことのあるであろう疎外感、劣等感から成る無理。そういったメッセージ性を受けとりました。

殆どが、この家カシータ内で事が運ぶ物語なので、魔法あれどドラマ性の強い作品でした。
それぞれの魔法による個性的なキャラクターの魅力もあり、観ている中、カシータのこと、家族のこと、気になることが多く無意識に惹かれていました。

比較対象にするのは良くないが、
ピクサーの"Coco"が音楽と家族をテーマに成功した映画だったため、どうしても脳内で比べてしまい特別な良さを見出せられなかったので少し辛口なスコアとなりました。


ワンポイント💡
"秘密のブルーノ"という曲が頭から離れなくなります。
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