このレビューはネタバレを含みます
家族の中で1人だけ魔法のギフトをもらえなかった女の子のミラベルが主人公。
前半は家族との格差が酷くて、見ていて辛くなってきた。
無理して明るく振る舞っているミラベルが痛々しくて、辛くあたる祖母がもう鬼婆に見える。
後半はミラベル以外の家族もそれぞれ心に不安を抱えていて、普通に悩みがある事が分かり、あれ程厳しかった祖母の心の中も不安で一杯一杯だった。
ミラベルが周りの人の悩みにも耳を傾け、不安に寄り添って元気付ける姿に涙が出てきた。
結果、一人一人の存在自体がギフトって事でディズニー的に上手くまとめてます。
音楽は、最近益々ご活躍のリン=マヌエル・ミランダ。中米の音楽の明るさが作品全体を明るく照らしてます。