軽率

ミラベルと魔法だらけの家の軽率のネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

そりゃあそうなるでしょうと言われればそうなんだけど、魔法が答えではないというのが良かった。みんなの役に立たなくちゃいけない、愛されなければいけない、そうじゃないなら価値がない。そんなことはないのだ、ミラベルにしても、他の家族にしても。ミラベルには魔法はなかったけど、優しくて賢くて行動力がある、それは全部ミラベルのギフトだ。魔法が使えるからこそ、魔法しか見えなくなっていく家族。家のしきたりに押し込められるプレッシャーに下の世代は密かに苦しんでいるのに…。そういう、家族の限界が、「家が物理的に壊れる」という目に見える形になるのが面白かった。
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