二周目完走。
中々観てこなかった作品なんだけど、
ファンが多いの頷けるなぁ…
もっと早く見ておけばよかった。
閉じた世界観での群像劇とキャラクターを掘り下げた考察が好きな自分にとっては堪らない作品だった。
物語はほぼ家族内で完結しており、ヴィランもいない、歌が早口だったり、セリフが割と抽象的というか心理描写における要点を要約したような言い回しが多く、考察ポイントが多くてディズニーにしては少し難解な作品なので、頭悪い自分にとってほんと一周目は「えっ、これで終わり！？」となった。
金ローをながら見なんかしてたらもっとわからなかっただろう。
とはいえ作中の不可解な点やあれってなんだったんだろう？と思った点を掘り下げたり考察したりして、ストーリーを踏まえて各キャラの心情に寄り添ってみたり細かい描写に気を配りながらもう一度観ると多くの発見があり、とても味わい深い作品だった。
スルメ。
歌も絵作りも完全に好みで、カルディでかかってそうなラテン調の曲でミュージカルしてるの最高だし、映像なんかは「私はなんて面白い映像見てるんだろう」って涙出そうになった。
歌が一つ一つ長く、何度も歌うシーンがあるけど、それぞれが映像美と最高の歌を繰り広げてくれるので前奏が始まるたび「やったー！またミュージカルが聴ける！」ってテンション上がってた。
全曲好きです。
アントニオの儀式後、ミラベルの歌パートの歌い出しが、吹き替え版だと「しっかりしなくちゃ」だけど字幕版だと「怒るな、落ち着け」なの、ニュアンス全然違ってびっくりした。
字幕版で悲しみだけじゃなく怒りの感情というか、嫉妬みたいな、ヒロインらしからぬ感情が混じってたのがわかるの、良い〜〜〜…
そりゃ自分がミラベルの立場なら模範的ヒロインのように落ち込むだけじゃなくて嫉妬もするよな。
因みにドレスの柄については全然気付かなかった。凄ーーーー！！！
