・ジャンル
オカルトホラー/スラッシャー/バイオレンス
・あらすじ
俳優志望の女子高生ヒメコは事務所の同僚であるYouTuber、チヒロとユリコの2人と共にマネージャーの安藤から事故物件に住み込む動画企画に参加させられる
撮影現場となるアパートはかつてカルト教団が悪魔祓いと称しバラバラ殺人を行なっていたという曰く付きの場所
そして周囲にも心霊スポットが密集しているのだと言う
気が進まない3人だったが初めから撮影には不審な所が多く、より不満が募っていく
同行予定だった霊能YouTuberヒノグチは姿を見せず、ヒメコの部屋は水も出ない
更に初日からヒメコは奇妙な物を見かけ、遂には女の霊に襲われかけてしまう
早々に彼女は辞退を申し出るのだが安藤は聞き入れずやがて事態はエスカレート
その裏にはある陰謀が隠されていて…
・感想
都市伝説メディアTOCANAの映画製作第一弾として当時の編集長、角由紀子の原案により撮られたオカルトホラー作品
タイトルやパケ写、キャスト等から滲み出る低予算感に加えてTOCANA製作という事もあり当初からあまり期待はしていなかった
その予想は残念ながら当たりでお世辞にも良く出来た作品とは言えない出来
ゴア描写を押していたけど後半に入るまではほぼ見られないし少ない(それ自体の出来は良いんだけど…)
伏線の散りばめ方も少々雑で回収されてもスッキリ感がない
全体的に監督が撮りたい画と設定が先走って上手く構成出来ていなかった印象が否めない
そして島田秀平演じる霊能YouTuberヒノグチが現れなかった訳も明かされない上に話にも絡まなかったり、隠された陰謀もいまいち良く分からなかったり…
住人片桐の目的も闇が深くてもっと練っていれば面白そうだったのに割と雑魚
時空が歪む展開も何かね…
続編も一応観るけど1作目からこれだと先が思いやられる…
角さんは嫌いじゃないけど「三茶のポルターガイスト」と言いこれと言い映画の才能はやっぱり無いと思う…