劇場公開が見送られ、配信のみになったのが残念だけど、逆にティーンエイジャーの子供達がこの作品に触れる機会が増えるのでは…と思うと悪い事ばかりではないのかも。そして、親のために良い子でいようとする事だけがあなたの生き方じゃないよ、大人になるにつれての心と体の変化や他人との違いを含めて自分をもっと愛してあげてね、というメッセージが伝われば良いな。
合わせてこの作品製作の中心的な役割を担った4人の女性にスポットをあてたメイキング/ドキュメンタリー『レッサーパンダを抱きしめて』もとても素晴らしい内容だった。『私ときどき〜』とこのドキュメンタリーをセットで観るのがオススメ。作品を作った人達にはどんなバックグラウンドと日常があるのか知るのは興味深いし、劇中の4人組のように四者四様の個性が助け合い、高め合いながら作品を磨き上げていく様子が素敵。そしてセーラームーンやジブリが『自分には居場所がない』と孤独を感じている世界各国の子供達の心の拠り所になったのだなぁ…と再認識。
（本編・メイキング合算スコア）
