やっと観れた!
ディズニープラスでしか配信されなかったピクサーの映画が劇場で観られるので行きました。
2000年初期のカナダのトロントを舞台に、中国系の中学生メイメイがある日レッサーパンダになってしまうという物語。
今までのピクサー作品とは違い、ギャグ漫画タッチで新鮮でした。監督が日本の『セーラームーン』や高橋留美子の漫画から影響を受けたのが分かります。
メイメイと仲間たちの青春やレッサーパンダになって金稼ぎをして好きなアイドルグループのライブに行くなど笑えるシーンもあれば、レッサーパンダになることで性の目覚めや女性としての身体的成長を上手く描くところは面白かったです。
そして何よりお母さんが衝撃的であまりにもメイメイに過干渉すぎて毒親じゃね?と思うくらいです。でもお母さんも祖母とギクシャクした関係…。『あまちゃん』ぽかったですね。
2000年を舞台にしながら今のほうが現実味を帯びてますね。性教育もあまり施されなくなってきたアメリカではかなり響く作品です。
個人的に親との喧嘩シーンだったりは、キツかった…。でもそれを乗り越えた先の感動がある。どんな自分も自分なんだよと。
日本では評価低いみたいですけど、めちゃくちゃ面白かったし、思春期の自己嫌悪を上手く描いた作品だと思います!