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ブルー・バイユーのTinscowのレビュー・感想・評価

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)
4.0
韓国生まれで3歳からアメリカに住んでいる主人公が、ちょっとしたトラブルをきっかけに強制送還されてしまう物語。
このちょっとしたきっかけがあまりに理不尽。

家族で一緒に暮らすという一つの、同じ目的なのに、妻と夫でそのための手法が異なることで生じる軋轢。どれも欠けてはならない大切な要素で、監督はラストに向け、観客の感情を巧みに操る。

そんなラストは、感情を押し殺していた義娘が悲しみの感情を爆発させる。まるでミラー効果のように、観ている側もそれまで堪えていた怒りと悲しみの感情が爆発。こりゃ泣けるわ。

冒頭の幸せシーンは、悲惨な末路のフラグびんびん。特に後半はどのシーンを思い出しても、これは苦しい、、苦しいよ、、、
でもそんな映画が大好物な私は変態でしょうか。
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