以前からジャケ写の人物が若い頃の渡辺篤史に見えて仕方がなかった本作ですが、どんな映画かも全く知らずにCS放送でやってたので録画鑑賞。
渡辺篤史に気をとられ、隣りに座ってる女性がアリシア・ヴィキャンデルだと観るまで気づきませんでした。先日観た『ナイト・オン・ザ・プラネット』のジャケ写のジーナ・ローランズと同じパターン・・・ですかね。
渡辺篤史と言えばTVの「渡辺篤史の建もの探訪」が有名ですが、私の場合はもっと昔、時代劇の『ぶらり信兵衛 道場破り』の銀太や『必殺仕置屋稼業』『必殺仕業人』の捨三なんかが思い出されて懐かしいんですけど、もちろん本作とはな~んも関係ありません。
で、本作、3歳で韓国からアメリカに養子に出された主人公は、今は貧しいながらも家族と平和に暮らしていたところ、ある事件をきっかけに韓国に強制送還されることに・・・
国を越えた養子縁組を国際養子縁組と言うらしいんですが、本作ではその整備不十分な制度故に起きた悲劇(一部実話)が描かれます。
主人公の渡辺篤・・・もといアントニオを演じるのはジャスティン・チョンという韓国系アメリカ人俳優ですが本作の監督・脚本も兼ねている才人。
お初と思ったらwikiの若い頃の写真に見覚えあり。出演作を調べると数カ月前に観た『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』に出ていた韓国移民の青年役でした。
こちらの作品も入国関連の話でしたが偶然なんでしょうか? 本作にもI.C.E.出てたし。
ただ、国際養子縁組制度については興味深い事実を知ることができたんですが、どうも主人公に感情移入できなくて、映画としてはスッキリしない点が多かったというのが正直なところ。
そりゃあ、ラストなんて泣かされますけど、なんだか釈然としないまま終わってしまいました。
タイトルの“ブルー・バイユー”(青い小川)は有名な楽曲だそうで。私は知りませんでしたけど。それとヴィキャンデルは歌が上手いんですね。