たk41

沈黙のパレードのたk41のレビュー・感想・評価

沈黙のパレード(2022年製作の映画)
3.8
群像劇だよねって程登場人物が多く、湯川じゃなくて草薙にスポットライトが当たっていた印象。

十数年前のほぼほぼ黒で捕まっていたはずの被疑者が完黙と証拠不十分によって釈放されてしまった事が今作の事件の引き金となってしまっておりひたすらに悩み続ける草薙の姿が今までになく人間臭い感じだったなぁと。「次元が違う」と言い放たれてからの何も言い返せずうなだれる姿なんて特に。

妹ちゃんが途中から描かれなくなったのでそっちの方向の悲劇的な結末でも用意されてるのかなと思っていたら、予想していなかった方向にに二転三転していった物語は中々の見応えでございました。

あと、ずんの飯尾のキャスティングは素晴らしかったんじゃないかな。あの陰のある親父さん役凄いハマっていたと思う。

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