沈黙のパレードのHanaのネタバレレビュー・内容・結末

柴咲コウと北村一輝が帰ってくるなら、と思って映画館で鑑賞。
配信で十分だった。期待していただけにガッカリ感が強い。

全体的に、湯川先生のキャラが崩壊している。「実に面白い」などの決めゼリフも唐突すぎて興醒め。

前半のパレードのシーンが冗長すぎるし長い。共感性羞恥…つらい…という感じのシーンが延々続いてしんどかった。安っぽい山車と衣装の一般人（設定上）が笑顔で踊るシーンを見せられ続けても……という気持ちになってしまう。

容疑者が謎の仮装をして暗闇で踊るシーン、いる？ギャグかと思った。

ストーリーも今ひとつ。
100歩譲って、蓮沼は並木沙織を殺してませんでした！はわかるとしても
十何年前に女の子を攫って殺した動機は謎のままだし、女2人が揉めて片方が死にかけるところに偶然通りかかるもんか…？？？とか、真相にいまいち納得感がない。

致命的なのは、並木沙織が意外と性格悪いこと。散々お世話になってる人に向かって「私に嫉妬してるんでしょ」「見張られてるみたい！！」とか、幼すぎるというか傲慢すぎるというか。終盤で並木沙織の好感度を急降下させる意図がわからなかった。

容疑者Xの献身が良すぎたんだなと再確認。もうガリレオシリーズは映画館では見なくていいなと思った。