2023年8月4日＠京都シネマ
第74回カンヌ国際映画祭2021オフィシャルセレクション
フランスの名優シャルロット・ゲンズブールの初監督作品で、自身の母ジェーン・バーキンを描いたドキュメンタリー。シャルロット・ゲンズブールは『午前4時にパリの夜は明ける』（2023年）で素晴らしい演技を観ていたところなので、監督として、どのような作品をみせてくれるのか、と思ったら、母親と自分との関係を描いたドキュメンタリーでした。母だけを描くのではなく、撮影時の母と自分の関係、亡き長女ケイトの存在と影響、母親との距離がなぜできたのか、自分自身も母親となった今、どう考えているのか、といった、かなり自分のパーソナルな面も含めた作品になっている。作品の前半のインタビューは、来日公演とその後に日本国内で撮影されたもの。
