ヘビメタおやじ

最後の決闘裁判のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.5
2193本目。中世の映像は圧倒的です。しかし、いかんせん中世ですから、陰鬱な映像が多くて、気が滅入るのも確かです。ストーリーは事実を三人の立場から描いたもので、芥川の「藪の中」のような感じです。捻りもほとんどないので、繰り返しの映像が重厚というよりは冗長に思えました。登場人物の誰にも感情移入できないので、退屈を感じてしまいます。中世世界の造作と、主演女優の美しさで見終えることができたという印象です。