最後の決闘裁判のにしののネタバレレビュー・内容・結末

羅生門みたいな話かと思ったら、全然違った。決闘を主軸にしつつも、マルグリートの視線を通じた男のプライドと所有によって都合よく作られている世界が見所だろう。決闘の結果はカルージュの名誉とル・グリの不名誉の話となり、マルグリートの傷つきは無視される。夫が決闘に勝った後のジョディ・カマーの不服の表情演技はすごく印象的だった。
彼女の守りたい息子も成長しておそらくそんな世界に順応していくのだろう。こういう世界は変わったと信じたい。