このレビューはネタバレを含みます
filmarksの試写会にて
個人的な解釈が入ってるため、映画を観る予定の方は閉じてください。
壮大な風景は惹き込まれて気が遠くなってしまうため、前半わずかに意識飛びました。
あまりに広大で美しいものも恐い。
映画を思い返すと、全てがマリア中心で表情、心情も表現も動いていた気がする。
亡くした娘(アダ)が義弟との子だったら?
罪悪感を薄めるようにアダ(羊から生まれたナニカ)を大切にしていたとしたら…
神からの贈り物をやり直しのチャンスだと捉えていたら?
夫とのひと時があまりにも淡白だったのは?
アダが行ってしまった方向を強く見ていたけど、それを帰ってくるなと思っていたら?
だから最後、マリアの表情に全て終わったという安堵感を感じた。
きっとマリアは何も変わらず明日以降も過ごしていく。
独りになれたことが何よりも幸せだったんじゃないかなと。
広大で壮大な誰もいない場所に独り。全ての罪を背負ってるけど、誰にも知られないで済む。天国と地獄を最後に叩きつけられた気分がした。
何も知らず考えずただ眺めて一度観るのが良い。
余談
アダちゃんのかわいさ。猫が喉鳴らしてアダちゃんの膝上に座っている2ショットかわいすぎたのでそこだけの写真がほしい。
セーター着てるのかわいいよ。長靴似合うナニカはアダちゃんだけ。アダちゃんのアクキーやステッカーなど出ないですか?